昔ながらの手づくりで品質本位の酒造り
江戸後期1834年頃に丸子町(現上田市)で「桝屋」として創業し、昭和33年4月に法人・信州銘醸株式会社を設立し、180余年の時が過ぎました。「旨い酒造り」を目指して技・経験・勘を頑なに守り、生真面目で頑固な酒が「信州銘醸の酒」と評されております。酒造りの伝統技術を厳格に守りながらも、新しい技術に挑戦することが蔵の理念です。
また、地元の酒蔵として上田市丸子地区・武石地区にある多数の農家さんと契約栽培を結び、「地酒と言われる以上、地元の皆さんと共に」という地産地消の発想で、農閑期に酒造りを手伝っていただいています。
米本来の旨味を引き出した逸品「瀧澤」
「瀧澤」は地元若手農家と契約栽培している酒造好適米「美山錦」および「ひとごこち」を使用しています。山間の清涼な水で育まれたこの米は大粒で揃いが良く、心白も大きい米になっています。厳選した米と、吟醸甑(こしき)(蒸機のこと)を巧みに使いこなす原料米処理が、瀧澤の旨さの原点です。
昔造りの仕込みで杜氏の厳守相伝の技術と、若手蔵人の新しい技術研究が融合し、進化し続ける不易流行を形にした逸品です。
- 秀峰喜久盛
藤村の詩に情趣豊かに描かれている千曲川。名水の川依田川が支流として流れこむたもとに蔵はあります。北に美しい浅間連峰、南に蓼科、美ヶ原の秀峰に囲まれた信州・丸子で、喜びを久しく盛り上げようとの思いから命名されたのが「喜久盛」です。 - 明峰喜久盛
「飲みやすいお酒をより多くの方へ」の蔵の思いを形にしました。レギュラークラスのお酒として晩酌のお供に、食卓のテーブル酒として気軽に飲める経済性と、味に対するこだわりを両立しました。 - 梁山泊
中国、山東省兗(えん)州の南東、梁山の麓にあった沼沢。梁山泊に集う108人の好漢を主人公とする小説『水滸伝』に記されてから、意味が転じ、「優れた人物たちが集まる場所」、「有志の集合場所」として使われるようになりました。その名を冠した吟醸酒です。 - 特別・限定酒
信州銘醸が最高の素材と技術の粋を結集して造り上げた特別酒のシリーズと季節ごとにさまざまな味わいのお酒が醸される季節限定酒のシリーズです。また当蔵人気の甘酒もございます。 - 黒耀
和田峠の地底深くから湧き出ている黒曜の水。酒造りが非常に難しい超軟水を、蔵人が技を磨くことで克服した渾身の酒「黒曜」。この良質な日本一の超軟水を仕込み水に、米の旨味がしっかりと引き出され、芳醇で味のある日本酒となっています。
基本情報
営業時間 | 8:00~17:00 |
定休日 | 日曜日、祝日、他 |
住所 | 長野県上田市長瀬2999-1 MAP |
電話番号 | ☎ 0268-35-0046 |
受賞歴(2019年時点)
全国新酒鑑評会では金賞を16回、連続で8年受賞(長野県1位)しております。また関東信越国税局清酒鑑評会も金賞21回、連続で9年受賞しております。平均精白歩合59%(長野県内随一)、高精白で雑味がない旨酒造り、信州に拘った品質本位の酒造り(長野県産酒造好適米、アルプス酵母、超軟水黒耀水、依田川伏流水を中心に)の賜物と自負しております。
日本酒を世界へ
現在12カ国に僅かづつですが日本酒を販売しています。シンガポール、ドイツや香港にも出荷しています。良いものならば「国境・文化」に縛られることはないとの考えで進めております。